専攻紹介 芸術体育教育専攻
各分野の概念図と分野概要
図画工作?美術教育分野
「美術教育学」を中心として、図画工作?美術教師に必要な「絵画」、「彫刻」、「デザイン」、「工芸」、「美術理論?美術史」の5つの専門領域を幅広く学びます。それぞれの専門領域での造形活動や作品制作、美術鑑賞の学びを、小学校?中学校教育の中でどのように活かすかを、担当教員や非常勤講師の先生と共に考えていきます。また、多くの学校現場や社会との関わりを通して、図画工作?美術を専門教科とする教師としての資質?能力の向上を目指します。
音楽教育分野
音楽教育分野では、音楽を通して、学校教育、人間の成長と発達、社会と文化について学ぶことで、教育を実践するための広い視野を身につけます。また、音楽教育学を基盤にしながら、授業を実践していくうえで必要とされる「子どもを理解する力」「学校を理解する力」「音楽文化を理解する力」「音楽を実践する力」を身につけ、子どもの学びや成長を目指す授業のつくり方?実践の方法を学びます。
保健体育教育分野
現代社会のニーズを踏まえ、生涯にわたって健康を保持増進し、豊かなスポーツライフを実現することを重視した教育を目指します。その際、心と体を一体としてとらえ、健全な成長を促すことが重要であることから、体育と保健を関連させて指導できる教員を育成します。また、学習したことを実生活や実社会において生かせるよう、多角的視点から保健体育教育学を学び、学校段階の接続及び発育発達の段階に応じて指導内容を柔軟に整理できる能力を養います。教員からのメッセージ
石出 和也
(音楽教育分野)
私の専門領域である「音楽教育学」は、人間の営みと音?音楽との関わりを探究する学問です。音楽の可能性や拡がりを考えていく際は、「子ども」の存在が不可欠です。なぜなら、これからの音楽や音楽文化を創造していくのは子どもたちであり、子どもの成長?発達における音楽との出会い方は、音楽や音楽文化の未来に大きく影響していくからです。そう考えると、小中学校で子どもたちに働きかけ、音楽の学びを創り出す「先生」という職業が、より壮大で魅力的に思えてくるのではないでしょうか。この芸術体育教育専攻では、日々、未来の「先生」たちが、音楽教育、美術教育、保健体育教育それぞれの視点から切磋琢磨しています。
学生からのメッセージ
中島 結衣
(図画工作?美術
教育分野 2年)
この分野では、教育のことはもちろん、絵画、彫刻、デザインなどを実践的に学べます。実際に自分が身体を使って作品を作っていかなければ、子供に何も伝えられません。ですから大学では、実際に手を動かし、学んでいきます。美術好きの私はたまらなく楽しく学んでいます。
そんな私ですが、高校で美術をやっていたわけではありません。私に対して先生は、大学で専門的に学べばいいだけと言って一から教えてくれています。1 年間の終わりに出した初めての公募展では、学んだことを生かした絵画で、賞に入ることもできました。ですから、あまり美術をやってこなかったというのは諦める理由にはなりません。
先生達は気さくで親身に相談に乗ってくれます。先輩?同期も明るく、良い雰囲気の中で学べます。
この分野で学んでみたいという意志があるならば、ぜひ挑戦してみてください。お待ちしています!